利用者様 生活情報局
施設の日常をお知らせします。
もう直ぐ母の日。仲良し親子のお話。
2016-05-06
ここでは、ほっこり暖かな一場面をご紹介したいと思います。
お話の主役となるのは、先月の4月に99歳のお誕生日を迎えられたばかり。まだまだ元気いっぱいの女性の利用者様と娘様です。
娘様は、お風呂の日には必ず来所をされます。
日向ぼっこを兼ねて廊下のベンチに座り、お母様の髪の毛をとかし、結って差し上げるのが習慣。
最後は、ココが大事なようで、育毛剤を振り掛けるのも忘れません。
リハビリの為に、一緒に廊下を何周も歩いているお姿を度々拝見いたします。
家族会のイベントの際には、欠かさず来所をされ、お写真を撮らせて頂く時も、いつもお母様と一緒です。
そんなある日、ふと気が付きました。
娘様は、これだけ熱心に通われるのに、何故かお昼時になると帰ってしまわれる・・・
一緒にご飯を食べて差し上げたら、お母様は、さぞ喜ばれるだろうに・・・。
そこで、「お母様がご飯を召し上がっている間、一緒に過ごされませんか?」とお声掛けをしました。
すると娘様。「いくつになっても、娘がちゃんとご飯を食べているのか気になるようで、あなたは食べないの?と心配をさせてしまうんです。」
お互いの事を思い合っているお話に、じ~ん・・・と感動をしてしまいました。
そして、お誕生日会の日。やはり娘様は、お昼ご飯が終わる頃を見計らってご来所。
「母はご飯を食べ終わった頃かしら?」と職員に尋ねられました。
歩く時は「あ、よいしょ。あ、よいしょ。そ~れ~だ。」という掛け声が口癖のこちらの利用者様。
これからも、笑顔で元気に長生きをしてください。